- 2013.01.28 【書評】
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【今週の労務書】『改訂版 戦略行動型リーダーシップ』
「外」を見て「内」を固めよ 管理者向けの実践の書として刊行以来50刷を数える定番の書。最新の研究や事例を取り入れた改訂版が本書である。 初版当時から色褪せない主張は、著者が説く「リーダーシップ論」の普遍性を裏付けており、記された数々の指南に従えば一定の成果獲得が可能と評判だ。 本書の肝は、情緒的性格を帯びる「人間」や、それらが形成し土着化……[続きを読む]
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「外」を見て「内」を固めよ 管理者向けの実践の書として刊行以来50刷を数える定番の書。最新の研究や事例を取り入れた改訂版が本書である。 初版当時から色褪せない主張は、著者が説く「リーダーシップ論」の普遍性を裏付けており、記された数々の指南に従えば一定の成果獲得が可能と評判だ。 本書の肝は、情緒的性格を帯びる「人間」や、それらが形成し土着化……[続きを読む]
最近の人事の仕事のうち、イノベーションを起こせる人材を発掘する、将来に向けて次なる市場や商品を生み出せる人材を育てるといった、人材のポートフォリオを組み直すということが、賃金制度の改革以上に重要な仕事となってきている。 以前は人事制度を作るにしても、「これを今期中に達成できたらお金をあげるよ」といった、短期的な視点のものだったが、これか……[続きを読む]
ユニクロ・楽天・数多の牛丼・100円寿司・ダイソー等々、年収200万円以下の収入しかない1100万人のワーキングプアをターゲットに、デフレ長者が日本経済の主役の如く闊歩している。 かつて輸出大国日本は、鉄鋼・造船の重厚長大産業がリードし、家電・車がそのあとを追っていた。1965年から19年間続いた第二次高度経済成長当時、重厚長大産業は勢……[続きを読む]
名刺を交換させていただくと必ず事務所の名前の由来を尋ねられる。「ぶどうが好物なのですか」、「ワインが好きだからですか」。社労士事務所らしからぬ名前であるから仕方がない。それがお酒の入る場面であればにっこり微笑み、「そうなんです。特に赤が好きで…」と返すが、実の所は新約聖書のヨハネによる福音書の中の「わたしはぶどうの木あなたがたはその枝で……[続きを読む]
業界の資質向上訴える 筆者は、労働新聞社開催の派遣元責任者講師も務める気鋭の人材ビジネスコンサルタント。逐条解説ではなく、「派遣事業の流れに沿った」解説で、受講者たちから好評を博している。 本書では、その語り口をそのままに、さらに壮大な「派遣宇宙観」を開陳している。法律学者とは別の角度から、業界規制の現状を分析しているが、行間からにじみ出……[続きを読む]
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