2013年6月配信の労働関連コラム

2013.06.24 【書評】
【今週の労務書】『賃金決定の新構想 今後の賃金管理はこう変わる』

デフレ下の考え方示す 大幅な成長が期待しにくい経営環境の下、社員のやる気を引き出し高めていくのが経営手腕のみせどころ。今こそ人事改革が避けられないゆえんであり、とりわけ「賃金」というインセンティブ効果の高いツールの見直しが求められている。 アベノミクスで解消されたとは言い難いデフレ基調下の賃金決定法を解説したのが本書で、春闘時期に叫ばれる……[続きを読む]

2013.06.24 【主張】
【主張】日雇派遣禁止不評は予測どおり

 「順序が逆だろう」というのが、大方の感想ではなかろうか。①事業規制の強化②無期雇用化や待遇の改善などを主な内容とする改正労働者派遣法は、昨年10月1日から施行された。日雇派遣(日々または30日以内の期間を定めて雇用する労働者派遣)は原則禁止となり、依存割合の高かった派遣先・元企業では、「日々紹介への切替え」などで、対応を図っており表面的……[続きを読む]

2013.06.24 【社労士プラザ】
組織化でニーズに応える/牧江・田中社会保険労務士法人 所長 田中 靖浩

 当事務所は、組織化した社労士事務所づくりを長年推進してきた。当時はこのような事務所は珍しく、ほとんどが先生個人で業務を行っていたようである。税理士事務所などでは当たり前になっている組織化が社労士業界においてはまだまだというのが現状だ。 最近、スタッフを何十人も雇用している組織化された事務所とも接する機会が多くなったが、このような事務所と……[続きを読む]

2013.06.17 【書評】
【今週の労務書】『「入社後、活躍する人」を見逃さない面接の技術』

3つの視点で確認 本書は、主に中途採用者の優秀人材を獲得したい企業の担当者向けに書かれた面接技術の手引書。書類選考の視点、面接の進め方はもとより、競合企業、転職マーケットを捉えて対応する方法や、応募者を自社のファンにする面接の進め方を紹介している。欲しい人材を獲得するには、挨拶や会社説明で熱意を示し「この会社に入社したいと思わせるくらいに……[続きを読む]

2013.06.17 【社労士プラザ】
経営者の求める情報を提供/川村啓之社会保険労務士事務所 川村 啓之

 脱サラ後、ゼロから独立開業して、早いもので8年が経とうとしている。苦しい時期もあったが数多くの方々にご支援を賜り、ようやく事務所として体裁が整いつつあるように感じている。現在は、事情の異なる個々の関与先の労務管理能力の向上のためにどのようなアプローチがベターなのか、自問する毎日である。 最近、社労士の企業への関与率について興味深い資料を……[続きを読む]

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