2020年1月配信の労働関連コラム

2020.01.31 【送検記事】
誘導員不在で書類送検 道路復旧工事で死亡労災 宮古労基署

 岩手・宮古労働基準監督署は、平成31年3月に発生した死亡労働災害に関連して、土木工事業者と同社現場監督を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で盛岡地検宮古支部に書類送検した。  労災は岩手県下閉伊郡岩泉町内の道路復旧工事現場で発生したもの。労働者が車両系建設機械の1種であり、締固めに使用する「ローラー」を運転して盛……[続きを読む]

2020.01.30 【主張】
【主張】賃金消滅時効3年は妥当

 厚生労働省が今通常国会に提出する労働基準法改正案によると、賃金請求権の消滅時効期間について、改正民法とのバランスを踏まえ「5年」とするものの、当分の間は「3年」を維持する内容となった。本紙では、以前から賃金台帳などの記録保存義務期間に合わせて3年程度とすべきと主張しており(令和元年6月10日号2面本欄参照)、妥当な判断と評価できる。  ……[続きを読む]

2020.01.29 【送検記事】
時給750円で雇用して書類送検 最賃以下に設定の和菓子店 淡路労基署

 兵庫・淡路労働基準監督署は、最低賃金額未満の時給で労働者を雇用していたとして、和菓子製造販売業を営んでいる個人事業主を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反の容疑で神戸地検に書類送検した。  同個人事業主は令和元年5~6月、労働者2人に対して賃金を適切に支払っていなかった疑い。時給を、当時の兵庫県最低賃金額871円を下回る750円に設定……[続きを読む]

2020.01.28 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『工場法小史』

覆される「ザル法」の印象  労働時間規制や労働災害防止について勉強している際に、わが国はいつからこのような法体系を取り込んだのか、と思ったことはないだろうか?  本書は、明治44年に制定、大正5年に施行された「日本最初の労働者保護法規」である「工場法」の通史。同法成立前夜から昭和22年の労働基準法施行による廃止までを追っている。  工場法……[続きを読む]

2020.01.28 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】墜落防止は作業床設置が肝

 建設業の3大災害といえば、「墜落・転落災害」「建設機械・クレーン等災害」「倒壊・崩壊災害」。とくに「墜落・転落災害」は型別で全体のおよそ4割を占め、安全対策上の最重要課題となっている。  安衛則518条では「事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれ……[続きを読む]

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