2020年2月配信の労働関連コラム

2020.02.29 【送検記事】
災害発生場所を偽って書類送検 元請への影響考えて隠蔽 小樽労基署倶知安支署・接客娯楽業を

 北海道・小樽労働基準監督署倶知安支署は、災害発生場所を偽って記載した労働者死傷病報告を提出したとして、接客娯楽業者と同社事務担当者を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で岩内区検に書類送検した。平成31年4月、労働者が4日以上の休業する労働災害が発生していた。  被災した労働者は、蘭越町内で防雪柵撤去工事中に指を挟んで骨折した。……[続きを読む]

2020.02.29 【書評】
【今週の労務書】『労働法実務 労働者側の実践知』

訴訟の「駆引き」を紹介  労働者側に立ち第一線で活躍する弁護士が、訴訟の実務を解説した。相手を知るという点で、使用者側が読んでも参考になる。定期的に「実践知」という囲みで要約を挟んでおり、理解しやすい構成となっている。  訴訟の受任から判決言渡しまでの一連について、筆者の体験に基づいた各段階ごとのポイントを説明した。いかに裁判官の心証を傾……[続きを読む]

2020.02.27 【主張】
【主張】真の「働き方改革」めざせ

 第2次安倍政権は、2012年12月の発足以来7年以上が経過し、終盤を迎えつつある。大規模金融緩和による雇用情勢改善には目を見張るものがあるが、このままだと最終目標であるデフレ脱却と富の拡大については、達成が困難な状況となってきた。機運が高まってきた働き方改革も、富の拡大が伴わないと画餅に等しい。昨秋以降の景気悪化を直視し、急いで経済政策……[続きを読む]

2020.02.26 【送検記事】
誘導員配置せず死亡労災 運輸業者を書類送検 北九州西労基署

 福岡・北九州西労働基準監督署は、令和元年12月3日に発生した死亡労働災害に関連して、運輸業者と同社取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。  労災は、同社敷地内の整備工場で発生した。死亡した労働者とは別の労働者が、車検整備を終えたトレーラーを依頼主まで運送するためにトラクターを……[続きを読む]

2020.02.26 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『マンガとイラスト 労働基準監督官はどこを見る? 建設現場の臨検と安全対策』

労基署の業務を解説  災害が発生すると、労働基準監督署から使用停止等命令書や是正勧告書を受け、大きなペナルティとなって会社に不利益を及ぼすことになる。このような事態を未然に防ぎ、労働者を災害から守るために労働基準監督署では臨検(立入調査)を行っており、労働基準法や労働安全衛生法の違反がないかチェックをしている。  本書は、元労働基準監督官……[続きを読む]

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