2020年5月配信の労働関連コラム

2020.05.31 【送検記事】
労災の発生場所を偽装 建設業者を書類送検 札幌東労基署

 北海道・札幌東労働基準監督署は、虚偽の労働者死傷病報告書を提出したとして、建設業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で札幌区検に書類送検した。  同社は令和元年10月に発生した労災について、発生場所を偽った報告を提出している。実際には上川郡和寒町の携帯電話基地局の撤去作業中に発生したものを、自社倉庫内で被災し……[続きを読む]

2020.05.31 【社労士プラザ】
対面が必要な業務とは/社会保険労務士 オフィスKATO 加藤 晴子

 2月の初め、出張で東京に出かけた。その時は、日本が今ほどの状況になることなど想像すらしていなかった。2月の終わり、私が住む北海道では全国に先駆けて緊急事態宣言が発令され、小学生の子供たちはいきなり休校が始まった。3月に入り、報道では連日、本州の大都市での感染が相次ぐ報道が続く。徐々に不安な情勢に変わっていった。休校のまま春休みに入り北海……[続きを読む]

2020.05.30 【労働法超入門】
【労働法超入門】説明義務の強化

 派遣労働者についても、パート・有期雇用労働者と同様に、「説明義務の強化」が図られています。格差を是正する前提として、自分自身の待遇について正しく知る必要があるからです。  派遣労働者の場合、人材ビジネス会社に「登録」してから、実際に派遣されるまで手続きが複雑です。  派遣法では、ステップ別に次のような義務を課しています。 ① 登録時等……[続きを読む]

2020.05.30 【書評】
【今週の労務書】『若年就業者の組織適応 リアリティ・ショックからの成長』

2年目にもサポートを  本書は、入社数年目までの大卒ホワイトカラーに焦点を当て、早期離職を防ぐにはどうすれば良いかを学術的な側面からの分析を踏まえ、解説したもの。  筆者は、これまであまり焦点が当たってこなかった入社2年目へのサポートの重要性を説く。右も左も分からない1年目に比べ知識や技能がついて余裕が出るも、まだまだ不十分というジレンマ……[続きを読む]

2020.05.28 【主張】
【主張】地域最賃引上げは困難に

 日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会の3団体は、今年度の地域別最低賃金の審議において、引上げ凍結を視野に入れるべきであると提言した。経済規模の稀にみる大幅縮小が予想される状況にあって、当然の主張であり、支持せざるを得ない。  新型コロナウイルス感染症の直撃を受けているのは、まさに最賃引上げの影響を受けやすい地場中小・……[続きを読む]

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