2023年8月配信の労働関連コラム

2023.08.31 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第32回 『資本とイデオロギー』 トマ・ピケティ著/濱口 桂一郎

「バラモン左翼」の由来は  もう5年以上も前になるが、『21世紀の資本』がベストセラーになって売れっ子だったピケティの論文「Brahmin Left vs Merchant Right」(バラモン左翼対商人右翼)を拙ブログで紹介したことがある。この「バラモン左翼」という言葉はかなり流行したが、右翼のリベラル批判の文脈でしか理解しない人も多……[続きを読む]

2023.08.31 【主張】
【主張】自主性示した地方最賃審

 都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会で、令和5年度の地域別最賃の答申が出そろった(=関連記事)。中央最低賃金審議会が、過去最高水準となる全国加重平均41円を引上げ目安として示していたのに対し、昨年の22道県より多い24県の審議会が、目安を超える引上げ額を答申した。  地域の経済情勢などによって区分されるA~Cランクのうち、現……[続きを読む]

2023.08.30 【送検記事】
医療法人が労災報告せず 清掃作業中の骨折で 喜多方労基署・送検

 福島・喜多方労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、医療法人昨雲会(福島県喜多方市)と同法人事務員を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで福島地検会津若松支部に書類送検した。令和2年9月、労働者が転倒してケガを負い、4日以上休業する労働災害が発生している。  労災は、同法人が経営する喜多方市内の施設で発……[続きを読む]

2023.08.29 【労働行政最新情報】
一般職業紹介状況(令和5年7月分)―有効求人倍率は1.29倍(厚労省)

 厚生労働省は令和5年7月分の一般職業紹介状況を公表した。 【ポイント】 ○令和5年7月の有効求人倍率は1.29倍で、前月に比べて0.01ポイント低下。 ○令和5年7月の新規求人倍率は2.27倍で、前月に比べて0.05ポイント低下。  令和5年7月の数値をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍となり、前月を0.01ポイント下回った……[続きを読む]

2023.08.29 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『マンガ 若手安全衛生マン奮闘記 レイくん!ご安全に 第1巻』

リフレッシュ面にも工夫を  本書は、新人の安全衛生マンが同僚や上司に見守られながら事故撲滅と快適な職場づくりのために日々奮闘する様子を描いた漫画。本誌の人気連載の待望の一冊目だ。「安全パトロールで注意したら、逆上されてにらまれてしまった」「報・連・相の重要性」「全国安全週間はいつ始まったのか」「快適トイレの大切さ」「高齢者の安全対策のポイ……[続きを読む]

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