2024年9月配信の労働関連コラム

2024.09.15 【社労士プラザ】
「Z世代」のつぶやき/笹井社会保険労務士事務所 副代表 笹井 健司 NEW

 「最近の若者は…」という話は昔から語られてきた。古くは古代ギリシャの哲学者プラトンも、この決まり文句で当時の若者の振る舞いを批判していたという。  一方、若者は年配者の意見を受け入れられず「老害」と非難する。世代交代とともに価値観や行動様式が変化するのは当然のことだが、ついつい自分の育ってきた時代と比較して、理解できないものを否定的に捉……[続きを読む]

2024.09.14 【書評】
【今週の労務書】『部下をもったらいちばん最初に読む本』 NEW

変えるでなく「変わる」  「マネジメントの無免許運転をしていませんか?」という問い掛けから始める本書。マネジャーが履修すべき技術として「リードマネジメント」を紹介している。  リードマネジメントとは、部下の内発的変化を手助けする手法で、他者が行動を直接選択させることはできないという前提に立つ。部下を変えることはできないが、部下自身は変わる……[続きを読む]

2024.09.12 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第81回 『賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛』 濱口 桂一郎 著/金子 良事 NEW

「政労使」の意義を後世に  『賃金とは何か』が岸田文雄総理の退陣に間に合った。流行りのジョブ型雇用の言葉の生みの親で知られる著者の最新刊である。「ジョブ型雇用」は著者の意図せざるところで展開してしまった感もあるが、「メンバーシップ型雇用」とともに人口に膾炙しやすかったこともたしかである。本書の序章でもこのふたつの概念を使った見取り図を描い……[続きを読む]

2024.09.12 【主張】
【主張】労災保険加入は限定的に NEW

 今年11月からフリーランス(=特定受託事業者)が労災保険の特別加入の対象になるのに合わせ、連合は「連合フリーランス労災保険センター」を設立した。本紙9月9日付5面によると、組織化も視野に入れて加入促進に取り組んでいくという。労働組合法上、労働者性が認められる余地はあるだけに、同センターの加入者数がどこまで伸びるのか、注目される。  ひと……[続きを読む]

2024.09.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】中小のメンタルヘルス推進へ NEW

 「令和6年版厚生労働白書」がまとまった。今年度のテーマは「こころの健康」を取り上げている。こころの健康を損ねる背景にある「ストレス要因」に着目し、現代社会のストレスの多様さについて考察。こころの健康に関する対策や支援の現状、今後の方向性を提示している。  職場での取組みについて白書では、経営戦略の観点から重要性が増しているとしながらも、……[続きを読む]

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