年金額の算出方法教えて 納めた総額か年収平均か
2022.02.11
【厚生年金保険法】
- Q
嘱託再雇用の従業員が、まもなく60歳台前半の老齢厚生年金の支給開始年齢に達します。手続き等の質問を受けた際、年金額の話題が出ました。私は、「被保険者期間を通した収入(年収)平均に応じて、年金額が決まる」と説明したのですが、「納めた保険料額に応じて決まるんじゃないですか」と反問されました。考え方としては、どちらが正しいのでしょうか。【熊本・Y社】
- A
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賞与含めた平均報酬みる 保険料率も過去変動
老齢厚生年金・基礎年金のうち、基礎年金は国民年金の保険料納付済期間(免除期間も一部考慮)の長短に応じて金額の多寡が決まります。そういう意味では、「納めた保険料に応じて年金が決まる」ということができます。ただし、サラリーマンの場合、直接、国民年金の保険料を納める形になっていません。厚生年金の保険料を納めれば、国民年金の保険料納付済期間として扱われます。
一方、老齢厚生年金は、「標準報酬月額・賞与額」と「被保険者期間の月数」の2つのファクターが影響します。
計算式は次のとおりです。…
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2022年2月15日第2396号 掲載