通院できず慰謝料低額に 仕事を休めない状況で
2022.04.14
【交通事故処理】
- Q
スーパーの駐車場に車を停めていたときに乗用車に横から追突され、頸椎捻挫で現在も治療中です。現場監督の仕事のため、休暇取得や遅刻・早退ができず、痛みを我慢しながら仕事を続けています。しかし、現在までの慰謝料については保険会社の担当者が通院日数をもとに計算し、提示された額は非常に少ないものでした。納得が行きませんが、どうしたらいいのでしょうか。【兵庫・K生】
- A
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治療期間で判断する方法 交通費などの費用も算出
相談者は現場監督で、この交通事故のケガで休んだり遅刻や早退をすると、十数人の部下が仕事ができなくなるため、痛みを我慢し無理をして仕事の現場に通っています。そのため週1回しか通院ができず、現在も通院中です。通院をしている日だけが痛いわけではなく、その日以外の痛みや苦しみが考慮されないことに不満を抱いており、保険会社の担当者に対して慰謝料の増額を求めていますが、増額は拒否されている状況です。
もっとも、相談者は現在も治療中であり損害が確定したわけではありません。まだ、示談交渉をする段階ではなく、治療が終了(完治あるいは後遺障害の症状固定)してから損害賠償について相手と話し合うべきです。ただ、後遺障害が残ったとしても、…
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2022年4月15日第2400号 掲載