宿直業務の最低賃金は? 実働少なく待機長い 時間当たり単価どう算出

2022.06.03 【最低賃金法】
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Q

 宿直業務のみ従事する従業員を雇用しようか迷っています。業務としては、巡視や非常時に備えて待機する時間が長くあります。1日いくらで賃金を支給したときに、実働時間で割り出して最低賃金と比較して問題ないでしょうか。【神奈川・R社】

A

減額特例あり許可検討も

 宿直業務は、労基法41条3号に定める監視または断続労働の一態様とされています。本来の勤務がこれに該当する者と、宿日直勤務でこれに該当する者に分けられています(労基法コンメンタール)。本件は前者です。

 法41条は、たとえば管理監督者など労働時間、休憩、休日の適用を除外するという規定で、監視断続労働に関しては、行政官庁の許可を受けることが、除外の要件です。

 労働時間等の適用がなくても、…

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令和4年6月6日第3355号16面 掲載
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