将来の年金へ反映? 退職月に支払った賞与
2023.07.25
【厚生年金保険法】
- Q
当社は賞与の支給が8月上旬です。今回、直後の同月中旬に退職する労働者がいます。月途中退職の場合は社会保険料が徴収されませんが、将来の老齢厚生年金の額にも反映されないとの理解で良いのでしょうか。健保法では、1年度間における標準賞与額のカウントに573万円の上限があり、被保険者期間でない退職月の分も含めると聞いたのですが。【山口・S社】
- A
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保険料引かれず含めない扱いで
厚生年金保険料は、被保険者期間の計算の基礎となる各月につき、徴収するとなっています(厚年法81条)。被保険者期間は、被保険者資格を取得した月~喪失した月の前月ですが、資格の喪失時期は、退職の場合、退職日の翌日となります。月途中で退職した場合、その月は被保険者でないため、同月に支払われた賞与については保険料を徴収されません。なお、支払いが退職日より前の場合は、…
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令和5年7月24日第3410号16面 掲載