お酒のせいで肝障害に!? 「百薬の長」と従業員主張

2023.09.14 【衛生管理】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

Q

 コロナが5類になって飲み会が復活してきたせいか、健診でお酒の飲み過ぎと思われる肝障害が出てきました。ただ、保健指導では「お酒はむしろ健康にいい。止めるべきではないと医者も言っている」と主張する人がいて困っています。本当なのでしょうか。【岡山・I社】

A

1日20グラムまで目安 睡眠の質低下するおそれ

 以前からお酒は「百薬の長」といわれてきました。全く飲まない人よりも、少し飲む習慣のある人の方が長生きするというデータが根拠とされることが多いようです(※1)。ただ最近の研究では、酒は飲まないのがベストだが、少量(1日20g程度まで)ならリスク上昇はわずか、というのが正しいとされています(※2)。

 なぜかワインを飲む人のほうが飲まない人より心血管疾患の発症率が低く、「フレンチパラドクス」として知られています。ワインに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があるからとされますが、飲むことによるコミュニケーション効果も影響しているかもしれません。

 厚生労働省は、お酒は飲むなら1日20gまでといっています。…

この記事の全文は、労働新聞・安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞・安全スタッフ電子版へログイン

労働新聞・安全スタッフ電子版は労働新聞・安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

関連キーワード:
2023年9月15日第2434号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

もっと見る もっと見る
ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。