定年後も継続可能? 労災保険給付への影響

2023.10.16 【労災保険法】
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Q

 業務上ケガをして休職している従業員がまもなく定年年齢に達します。退職後も保険給付を継続して受給できるはずですが、定年を機に退職するときでも、引き続き保険給付の対象なのでしょうか。【富山・R社】

A

退職理由で変更されず

 労災保険給付の受給権は、労働者の退職で変更されることはないと規定しています(労災法12条の5)。

 病院等に行ったときの療養補償給付が退職後に支給されないとなると、業務上の事由により負傷し療養しているのにもかかわらず、その治療を受けられないという不合理なことになります(東京労働局)。…

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令和5年10月16日第3421号16面 掲載
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