何歳まで加入が可能に? 適用拡大のメリット説明
2024.04.11
【厚生年金保険法】
- Q
社会保険の適用拡大に関して従業員へ加入のメリットについて話をしているのですが、高齢者の反応はいまいちです。そもそも、年齢的には何歳まで加入できるものなのでしょうか。少しでも長く加入できれば受給できる年金額もその分増えるのでは、と思ったのですが…。【富山・A社】
- A
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70歳で喪失し健保と相違 年金額改定は「毎年」
社会保険の加入のメリットとして、一般的に老齢・障害・死亡に関する年金保障が充実することや健康保険からの傷病手当金が挙げられています(社会保険適用拡大ガイドブック)。ただ、年金保障の充実等をメリットに感じない層には魅力的ではありません。令和5年5月に公表されたJILPT「社会保険の適用拡大への対応状況等に関する調査」によれば、厚生年金・健康保険に加入した理由(複数回答)のうち、「勤め先から言われた」を除くと、上位は「将来の年金額を増やしたいから」「保険料の負担が軽くなるから」の順で続いていました。
すでに年金を受給している人について、従前は退職時や70歳到達時にのみ年金額が改定されていたのが、令和4年4月以降は、在職中でも年金額に反映される仕組みになっています(厚年法43条)。対象となるのは、…
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2024年4月15日第2448号 掲載