溶連菌流行しどう対応? り患して死者発生と聞く
2024.07.12
【衛生管理】
- Q
最近、溶連菌なるものが流行っていると聞いて社員が心配しています。死者数が増えているとか、コロナのせいだとかいわれているようですが、会社として何かやることがあるでしょうか。【神奈川・M社】
- A
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接触や飛沫感染を回避 マスク着用と手洗い励行
溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)は、かぜ症状に似た咽頭炎などを引き起こす細菌で、溶連菌咽頭炎は令和5年10月以降、過去10年間で最大規模の流行が起こっていますが、この菌がまれに起こす重篤な病状として劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)があります。令和5年の感染者数が統計を取り始めて最多の941人だったところ、令和6年は6月2日時点ですでに977人となっており(国立感染症研究所の速報データ参照)、大きな流行を見せています。
症状としては、最初は腕や足の痛みや腫れ、発熱、血圧の低下などから始まることが多く、その後、組織が壊死(えし)したり、呼吸状態の悪化・肝不全・腎不全などの多臓器不全を来し、その死亡率は約30%とされていて、場合によっては…
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2024年7月15日第2454号 掲載