弁護士と交渉拒めるか? 損保会社が担当者と交代
2024.11.14
【交通事故処理】
- Q
交通事故の被害者として損害保険会社の担当者と損害賠償の交渉をしてきましたが、難航しています。進展しないため、担当者から「今後は当社の顧問弁護士と話し合ってほしい」と言われ、弁護士からもその旨の通知がきました。弁護士と接触するのは初めてで不安です。例えば拒否することなどはできないでしょうか。【栃木・K生】
- A
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現実は対応せざるを得ず 文書でのやり取り中心に
交通事故の被害者側と加害者側の損保会社担当者との交渉で解決することが容易でなくなった場合に損保会社の顧問弁護士が出てくるというのは、一般的であり特に問題はありません。近年は、早い段階で加害者側の弁護士が登場してくるケースが増えているようです。
もちろん、被害者はその弁護士との交渉を拒否することはできます。しかし、担当者に代わって弁護士が出てきた以上、相手にせざるを得ないのが現実です。損保会社(担当者)も加害者も「代理人(弁護士)と交渉してください」と主張してくるでしょう。そうなると、損害賠償の話し合いは中断し進まないことになります。
したがって、…
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2024年11月15日第2462号 掲載