保険会社の態度に賠償? 「過失なかった」と一転
2013.01.15
【交通事故処理】
- Q
夫が交差点を歩行横断中、減速しないで進入してきた自動車にはねられて、重傷を負いました。加害者側は、当初は自らの過失を認めたうえで、夫も交差点に飛び出した過失があると主張し、過失相殺をすべきといってきました。裁判になり、その途中から被告の保険会社は、加害者の不法行為自体を否定し、これを争いだしました。私は、非常に精神的に不安定になり、また保険会社の態度に憤りを感じています。損害賠償額を増額できないのでしょうか。【福岡・A子】
- A
-
不誠実で増額命じた例も 慰謝料に含めて斟酌
ご質問は、加害者側は当初は自らの過失を認め、つまり不法行為の成立自体は争わず、ただ、被害者にも落ち度があるでしょう、つまり過失があるので過失相殺をして賠償額を減額しますという態度だったものが、裁判の途中になって、加害者の過失自体を否定し、不法行為の成立を認めないという訴訟態度に変更したという事実を前提にしています。…
この記事の全文は、労働新聞・安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
労働新聞・安全スタッフ電子版へログイン
労働新聞・安全スタッフ電子版は労働新聞・安全スタッフ購読者専用のサービスです。
詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。
関連キーワード:
平成25年1月15日第2178号 掲載