出向や派遣の適用関係は 就業場所と一致するか
2014.07.01
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当社では、正社員とパート・アルバイトのほか、派遣労働者や関連会社からの出向者を受け入れています。安全管理に関しては分け隔てなく教育を実施していますが、労災事故が生じた場合の対応で混乱しないように、適用関係を明確にしておきたいと考えています。【新潟・H社】
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【出向】原則的に「先」が加入 【派遣】雇用している「元」で
現代においては、自社で雇用するパート・アルバイト、自社に所属はないが労働力として受け入れている派遣労働者等、正規社員と非正規社員が混在して業務を行う企業が少なくありません。労災保険の適用や労災事故に際して、対応に混乱がないように担当者の正確な理解が必要になります。以下に、主な雇用形態について解説します。
所属による判断が必要なケース
① 出向者
出向労働者に係る保険関係が出向元と出向先、いずれに生じるかは、当該出向の目的および出向元事業主と出向先事業主とが行った契約並びに出向先における出向労働者の労働の実態等に基づき、当該労働者の労働関係の所在を判断して決定することになっています(昭35・11・2基発932号)。…
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平成26年7月1日第2213号 掲載