行政処分の種類や内容は 段階を踏んで重くなる?
2014.08.01
【建設業法】
- Q
建設業法に違反すると、営業の停止処分等が行われると聞きましたが、処分の種類や内容はそれぞれどのように定められているのでしょうか。行政からの処分等に従わないと建設業の許可が取り消されることになるのでしょうか。【大阪・O社】
- A
-
まず指示により是正要求 情状重いと即時取消しも
建設業法の目的は、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発展を促進し、公共の福祉の増進に寄与することにあります(法1条)。
したがって建設業者は、建設業法をはじめ建設業の営業に関して守るべきその他の法律の規定を順守するとともに、建設工事の施工に際しては、業務上通常必要とされる事項に関して注意義務を怠らず、適正な建設工事の施工を行うことによって、本法で定める目的を達成することができます。
営業停止処分等は、刑罰や過料を科すことより間接的に法律の順守を図るために設けられる罰則とは異なり、行政上直接の法順守を図る行政処分です。建設業法では次のような処分が定められています。…
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平成26年8月1日第2215号 掲載