転倒事故をどう減らすか　物につまづく事故が多発｜人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

転倒事故をどう減らすか　物につまづく事故が多発

2015.06.01

Q: 　当方は、機械部品の設計及び加工をする中規模の職場ですが、毎年、物につまずいての転倒事故が数多く起きています。主に、担当者が手を尽くしているのですが、その効果が出ていません。何か良い手だてがあれば教えてください。【福岡・Ｔ社】

A: 職場特有の危険性を把握　照度や清掃状況に問題も
　災害統計をみると、転倒事故の発生率は20％以上で、挟まれ・巻き込まれ事故をおさえて第１位になっています（平成25年労働者死傷病報告）。仕事に慣れると行動範囲も広くなり、職場で器物につまずいたり、滑って転倒する機会も多くなりますが、重篤な結果を招く場合もあるので、放置すべきではありません。厚生労働省では、全国安全週間準備月間である６月を重点取組期間として、指導を実施する方針です。過去に発生した転倒事故の典型例をいくつか紹介します。…

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