「夏休み」に年休前倒し? 入社6カ月以前の社員 計画付与で一斉付与を予定
2018.06.22
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「働き方改革関連法案」では、年休の付与義務強化もうたわれているようです。当社では、年休の計画的付与の利用を検討していますが、新規入社者の取扱いで質問があります。夏休み(入社6カ月以前)に計画付与する場合、新入社員の年休はまだ発生していません。この場合、後から付与される年休の一部を「前渡し」で消化させるといった対応が可能なのでしょうか。【栃木・H社】
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5日超の繰上げが必要
現行法では、年休の取得方法として①本人の時季指定と②計画的付与の2種類が定められています。改革関連法では、③使用者による時季指定(5日分)を追加する予定ですが、①②により取得した分は「5日」から差し引き可能です。
②計画的付与を実施する際に、新入社員を対象として「前倒し」付与できないかというご質問ですが、関連する解釈例規をチェックしましょう。
まず、昭29・6・29基発355号では「継続6カ月間の期間満了前に年休を与えることは、何ら差し支えない」と述べています。それでは問題解決かというと、検討すべき点が残っています。…
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平成30年6月25日第3166号16面 掲載