硫化水素の危険性教えて タンク内の中毒事故受け
2018.10.12
- Q
先日、薬品タンク内に梯子で降りた作業員が、硫化水素中毒で死亡する事故がありました。硫化水素はどのようなときに危険なのですか。【兵庫・I社】
- A
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地下やくぼみに滞留する 十分な換気や計測が必要
硫化水素(H2S)は腐った卵のような刺激臭を伴うガスで、火山や温泉地などで発生します。比重が1.19と空気より重く、地下やくぼみに滞留しやすい気体です。1997年には青森県八甲田山近くの演習場で、自衛隊員3人が訓練中にくぼ地に溜まっていた硫化水素で死亡しました。
硫化水素中毒の過去10年間の業種別発生状況をみると、発生件数は製造業が最も多く、次いで建設業、清掃業の順で、し尿や汚水のタンクやマンホールや管路などからの発生が大半を占めています。…
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平成30年10月15日第2316号 掲載