弁護士と交渉は難しい? 交渉難航で損保の代理に

2019.02.28 【交通事故処理】
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Q

 交通事故の被害者ですが、損害保険会社の担当者との交渉が難航し、行き詰って進展しないため、「今後は当社の顧問弁護士と話し合って解決してほしい」といわれました。弁護士からもその旨の通知がきましたが、弁護士と交渉するのは怖く、不利になるような気がします。拒むことはできないのでしょうか。【石川・N生】

A

基本は代理人として行動 適法な判断が期待できる

 交通事故被害者側と加害者側の損害保険会社の担当者との間で解決することが不可能なまでにトラブルが深刻化した場合、損保会社の顧問弁護士が登場するというのが一般的です。しかし、近年はさほどもめていない段階から早々に弁護士が出てくるケースが増えているようです。

 もちろん、被害者が弁護士との交渉が嫌な場合は拒否することはできるでしょう。とはいえ、全く相手にしないわけにもいきません。その後は、損保会社(担当者)も加害者も「代理人(弁護士)と交渉してください」といって、相手にはなってくれないからです。このままでは示談に向けての話合いはまったく進まないことになります。

 したがって、実際には…

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    平成31年3月1日第2325号 掲載
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