マクロ経済スライドとは 最近の国会答弁等で頻出
2019.08.28
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年金の問題をめぐり、最近国会などで「マクロ経済スライド」という言葉が飛び交っていました。最近できた制度ではなく、随分前からあるということを地元で年金相談を担当している社労士から聞きましたが、複雑な制度でうまく説明するのが難しい、とも話していました。少子高齢化に対応するためのものとも言われているようですが、どのような制度なのでしょうか。【京都・I生】
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年金額上昇を抑える措置 「現役世代」の減少に対応
マクロ経済スライドは、平成16年の法改正で導入された制度です。公的年金は民間の保険等と異なり、個々の被保険者が積み立てた保険料の額に応じて年金の給付を受ける「積立方式」ではなく、年金が受給できる年齢に達していない現役世代の保険料を原資として、高齢の受給権者に年金が支払われる「賦課方式」を採用しています。わが国は…
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2019年9月1日第2337号 掲載