エックス線を省略? 40歳未満の健康診断
2012.11.26
- Q
40歳未満であれば、健康診断の胸部エックス線検査を省略することができると聞きました。従事している業務などは関係ないのでしょうか。【兵庫・O社】
- A
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「特定業務」に従事ならダメ
定期健康診断におけるエックス線検査は、原則として全従業員への実施が義務付けられていましたが、平成22年4月1日からは、40歳未満の者で自覚症状や他覚症状、既往歴などから医師が必要でないと認めたときは検査を省略できるようになりました(安衛則第44条第2項、平22・1・25厚労省告示第26号)。ただし、以下の者は省略の対象から除かれます。
① 20歳、25歳、30歳、35歳の者
② 結核健診の対象者(感染症法施行令第12条第1項第1号で定める学校、病院などに従事する者)
③ じん肺健診の対象者(じん肺法第8条第1項に基づき、3年ごとに1回健診を行う者)また、重量物の取扱いや深夜業などの「特定業務」(安衛則第13条第1項第2号)に従事する者も検査を省略することはできません(前掲告示、平22・1・25基発0125第1号)。業務の配置替えの際、そして6カ月以内ごとに1回定期に健康診断を行わなければなりませんが、検査自体は1年に1回で足ります(安衛則第45条)。
※内容は掲載当時のものです。法改正等により内容に変更が生じている場合がございます。
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平成24年11月26日第2898号16面 掲載