勤務月から在老で減額か 月途中に入社したら
2020.07.11
【厚生年金保険法】
- Q
体調不良で定年時に退職を選択された方がいます。先日、OB会を開催したのですが、すっかりお元気になられていました。高度技能の持ち主だったので、経営陣は復帰交渉を進めたい意向です。ただし、既に60歳代前半の年金を受給しています。会社の賃金締切日の翌日(21日)から勤務した場合、その月は在職老齢年金の対象になるのでしょうか。【東京・I社】
- A
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調整されるのは「翌月」 引き続き加入が条件
厚生年金の被保険者期間は、「資格を取得した月から資格を喪失した月の前月まで」を算入します(厚年法19条)。月の途中に入社しても、その月をフルの1カ月として取り扱います。保険料も、「被保険者期間の計算の基礎となる各月につき、徴収」されます(81条)。
一方、…
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2020年7月15日第2358号 掲載