長期治療で窓口負担額は 高額療養の仕組み教えて
2020.10.28
【健康保険法】
- Q
当社の従業員ですが、難病で長期・継続的な治療が必要になりました。医療機関の窓口負担については、高額療養費の対象になりそうです。聞くところによると、一定期間出費が続くと、高額療養費の自己負担限度額自体も下がるようですが、どのような仕組みなのでしょうか。【鳥取・I社】
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4カ月目から約4万円に 直近12カ月の回数みる
被保険者が医療機関を利用した際、通常は窓口で医療費の3割相当を自己負担します。しかし、負担額が著しく高額なときは、一部、費用の填補が行われます(健保法115条)。これを、高額療養費と呼びます。
①被保険者本人が同一の医療機関で治療を受けるとき、②被保険者と被扶養者など同一世帯の家族が同時に治療を受けるとき、③同一人が2つ以上の医療機関を利用するときなど、さまざまなパターンがあり得ます。ご質問は、①に該当すると考えられます。…
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2020年11月1日第2365号 掲載