契約期間長期化すべき? 2カ月から半年へ 経営状況の変化受けて
2020.11.20
【労働契約法】
- Q
新規顧客の短期需要に応じるため、2カ月契約でパートを雇用しました。しかし、その後、安定的に注文契約が継続し、その数量も順調に増加傾向にあります。パートの方から、契約期間の長期化を望む声もあり、半年単位等に変更する案も浮上しています。役員の方から、総務課として意見を表明するよう求められましたが、どのように説明すると良いでしょうか。【福井・A社】
- A
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使用予定と一致望ましい
契約期間の長短について、労契法では「使用する目的に照らし、必要以上に短い期間とすることのないよう」配慮を求めています(17条2項)。
スポット的な需要であれば、1日、1週間といった契約も、もちろん、可能です。しかし、「雇止めに関する紛争の端緒となる契約更新の回数そのものを減少させ、紛争の防止に資する」(平24・8・10基発0810第2号)ためには、使用予定期間と契約期間を一致させるのがベターです。…
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令和2年11月23日第3282号16面 掲載