2013年4月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2013.04.22 【雇用機会均等法】

時間単位で通院休暇? 日単位に延長

キーワード:
  • 妊産婦
Q

 就業規則のチェック作業をやっていて、疑問が生じました。妊産婦が健康診査を受けるための「通院休暇」について、「時間単位で付与を認める」と規定してありますが、法的にはこれで問題ないのでしょうか。1日(あるいは半日)休ませると規定した方が、より女性に優しい気がします。【熊本・Y社】

A

無給の場合「一長一短」

 いわゆる「通院休暇」は、均等法に基づく措置です(12条)。施行規則では、妊娠23週までは4週に1回等、通院休暇を付与すべき日数を定めていますが、…

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2013.04.22 【労働組合法】

ユ・シ協定は有効? 組合員減り過半数割れ

キーワード:
  • 36協定
  • 過半数代表
Q

 大昔に締結したユニオン・ショップ協定は、組合員が減り過半数割れの状態でも有効でしょうか。36協定なら結び直す必要はないはずですが、どうでしょう。【福岡・O労組】

A

失効するとの解釈あり

 時間外・休日労働(36)協定は労働者の過半数代表者と締結しますが、これは協定の成立の要件にとどまり、存続要件ではないと解されています。…

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2013.04.22

「手当」が付けば賃金か 福利厚生的なものも 区分の基準ルール知りたい

キーワード:
  • 労働基準法
  • 賃金関係
Q

 平均賃金を計算する際、通勤手当を除外できないといいます。人事課の古株社員のなかに、「手当という名称は賃金を表すから」と説明する人がいます。しかし、燃料手当のように算定に含まれないものもあり、名称で一律に決まるとも思えません。どのような決まりになっているのでしょうか。【北海道・N社】

A

解雇予告は非該当

 平均賃金は、「事由発生日以前3カ月間に支払われた賃金総額を、その期間の総日数で除して」算定します(労基法12条1項)。ここでいう「賃金」とは、原則として労基法11条に規定する賃金を指します。

 同条では、「名称のいかんを問わず、労働の対償として支払うすべてのものをいう」と定義しています。…

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2013.04.15

欠勤多い月もカウントか 基本手当の受給資格期間

キーワード:
  • 雇用保険法
Q

 入社後、たまたま配属先の部署で残業が続き、退職を申し出てきた従業員がいます。在籍期間はほぼ6カ月ですが、途中にちょっと欠勤の多い月が存在します。失業給付の受給資格を満たすか否か微妙な状況ですが、「欠勤の多い月」がどう扱われるかを教えてください。【福島・J社】

A

欠勤控除するかで異なる 深夜労働は2暦日換算も

 基本手当(失業給付)を受けるためには、原則として、離職の日以前2年間に被保険者期間が12カ月以上ないといけません(雇保法13条1項)。しかし、特定受給資格者または特定理由離職者に該当すれば、離職の日以前1年間に被保険者期間6カ月以上で条件を満たします(同2項)。

 特定受給資格者とは、一般的には倒産・過去等により離職を余儀なくされた者を指します。…

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2013.04.15

60歳から任意加入したい 受給資格満たすが可能か

キーワード:
  • 厚生年金保険法
Q

 嘱託従業員の奥さんが、間もなく60歳になります。ご本人の話では、「妻が国民年金への任意加入を希望している」ということです。奥さんは既に国民年金の受給資格を満たしていますが、それでも任意加入が可能なのでしょうか。【山形・G社】

A

年金額増やすための措置 権利得ても喪失しない

 配偶者(ご主人)が65歳未満の老齢厚生年金の被保険者である場合、60歳未満の専業主婦は国民年金の第3号被保険者となります。奥さんが60歳になれば、基本的に第3号被保険者の資格は喪失となります。

 奥さんは「任意加入」を希望されているということですが、任意加入の規定には2種類あります。…

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