2017年3月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2017.03.31

携帯電話あると不可? 事業場外みなし制を導入

キーワード:
  • 労働基準法
  • 労働時間関係
Q

外勤中心の営業部門について事業場外労働のみなし労働時間制を採用しています。担当社員には業務用の携帯電話を貸与しているところ、労働時間の検討をした際、携帯電話を持っている以上は勤務の開始と終了が把握できるので、みなし労働時間制は使えないのではという意見が出ましたが、実際そうなのでしょうか。【神奈川・Y社】

A

時間の把握が無理なら可能

 事業場外労働でみなし労働時間制(労基法38条の2)を採用できるのは、労働時間を…

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2017.03.30

産業医の巡視

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
Q

産業医の巡視に関して、見直しが進められているという報道を見聞きしました。その後、何らかの動きがあったのでしょうか。

A

 安衛則15条では、産業医は少なくとも毎月1回作業場等を巡視し、としています。この規定が変わります。

 すなわち、産業医が事業者から、毎月1回以上、次に掲げる情報の提供を受けている場合であって、事業者の同意を得ているとき、巡視は少なくとも2カ月に1回で足りるとしています。

 情報とは、「(毎週1回の… 回答の続きはこちら

2017.03.29

任意加入する要件は? 500人以下で猶予

キーワード:
  • 厚生年金保険法
Q

当社は500人以下規模ですが、一部のパートから年金の受給資格期間の短縮等を理由に、保険加入を求める声が出ているようです。個別に希望を聞くわけにもいかず、どうすべきでしょうか。【兵庫・N社】

A

過半数代表の同意でも

 常時500人以下の適用事業所は、平成29年4月から、労使の合意に基づき、適用が拡大されたパート等の社会保険加入が可能となります(年金改革法7条)。従業員の希望に応じるかどうかは別問題で、…

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2017.03.27

派遣労働者を固定したい 退職で入れ替わることが 業務内容の説明やり直す手間

キーワード:
  • 労働者派遣法
Q

 当社は「派遣先」ですが、派遣社員の交代について質問があります。契約締結当初から派遣されていた人が、自己都合で派遣元を退職されたそうです。その後、派遣されてくる人が固定せず、1日で次の人と入れ替わったこともあります。その都度、業務内容の説明を一からやり直す必要が生じます。派遣元に対して、「同一の人を継続して派遣する」よう要請できないものでしょうか。【福島・O社】

A

「日雇以外」の条件を設定

 派遣契約の締結に際し、業務内容・派遣期間等の条件のほか、「派遣人数」を定めます(派遣法26条)。人数については、…

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2017.03.24

適用の対象を拡大? 保険外併用療養制度

キーワード:
  • 健康保険法
Q

 保険適用外の医療と一緒に受けても全額自己負担にならないものが増えたそうですが、どのようなものですか。【長野・E子】

A

患者申出療養が昨年追加に

 先進的な医療技術で、健康保険や国民健康保険の保険診療としていまだ認められていないものについては、被保険者がこれらの医療を受けた場合には全額自己負担になります。

 しかし、従来から…

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