2024年11月配信の人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

NEW2024.11.05 【労働基準法】

新代表から同意か 1年変形制 締結時と異なるが

キーワード:
  • 労務一般関係
  • 変形労働時間制
Q

 1年単位の変形労働時間制を導入しています。労使協定は、締結時には僅差で従業員の過半数が加入する労働組合が存在したことから、同組合と結びました。最近は、パートなど非組合員の増加や昇進による脱退で、過半数を下回りそうな様子です。仮に下回った場合、労働時間の特定の同意は、新たに選出された過半数代表者から得れば良いでしょうか。【愛媛・N社】

A

相違していても問題にはならず

 1年単位の変形労働時間の導入には、過半数労働組合(ない場合には過半数代表者)と労使協定を締結し、労基署長へ届出をすることが必要です(労基法32条の4)。導入に際しては、変形制を適用する対象期間の全期間について、週平均40時間を超えない範囲で各日・各週の所定労働時間を特定する必要があります。ただし、…

回答の続きはこちら
NEW2024.11.04 【職業安定法】

明示望ましい事項は? 募集採用時の労働条件

キーワード:
  • 中途採用
  • 採用
Q

 労働者を募集・採用するうえで明示が必要な事項は職安法に規定があります。実際、採用面接等をすると、求職者等から、法で規定していない事項についても聞かれます。あらかじめ明示しておくのが良さそうと思うのですが、何か基準となり得るものはありますか。【山形・W社】

A

育児関係等情報提供も

 労働者の募集を行う者等が明示する事項には、職安法5条の3に基づく「労働条件」があります。業務の内容や就業の場所(それぞれ変更の範囲を含む)のほか、始業終業時刻等です。休職など労働契約を締結する際の明示事項(労基則5条)には含まれていても、職安法には…

回答の続きはこちら
NEW2024.11.01 【安全管理】

古い機械で火災が発生!? 通電したときの心配あり

キーワード:
  • 感電
Q

 施設内に古くから稼働している機器があります。電気安全の面から注意すべき点を教えてください。新しい機器に入れ替えた際にはどのような点に留意が必要でしょうか。【栃木・E社】

A

ホコリを定期的に掃除 漏電やノイズも留意を

 電気的に起こり得る火災、感電、誤動作について、それぞれ下記に留意が必要です。

【電気火災】

 設備機器の電源を、たこ足配線とならないようにしましょう。電源を取るコンセントに多くの電流が集中すると、予想外の火災につながることがあります。

 設備機器の電源接続部を確認しましょう。壁コンセントと電源プラグとの間にたまったホコリから火災につながる“トラッキング現象”が、電気火災の原因として注意されています。トラッキング現象とは、…

回答の続きはこちら
NEW2024.11.01 【育児・介護休業法】

休憩長くして育児短時間? 始業終業時刻を維持 所定外に勤務が必要で

キーワード:
  • 育児休業
Q

 当社の育児短時間勤務は、始業時刻を繰り下げて、終業時刻を繰り上げています。もし夕方以降に勤務してもらいたいとなったときには、残業を命じるほかないのでしょうか。規定の見直しが必要にはなりますが、始業終業時刻は変更せずに、日中の休憩を長く取ってもらうのは可能でしょうか。【栃木・A社】

A

望ましくないと指針規定

 事業主は、3歳に満たない子を養育する労働者の申出に基づき、原則として、1日の所定労働時間を6時間にすることが必要です(育介法23条)。短縮の仕方までは、条文に規定がありません。

 所定労働時間を決めるうえで、始業終業時刻については、労基法89条に基づいて就業規則に記載が必要な事項です。具体的な…

回答の続きはこちら
もっと見る もっと見る
ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。