衛生管理

NEW2025.04.01 【衛生管理】

不安やストレスどう解消 病気の火種になることも

キーワード:
  • ストレス
Q

 職場で働く従業員らが交わす会話から察するに、最近、不安やストレスを感じる人の数が増えているような気がします。この不安やストレスを解消するための手だてはあるのでしょうか、おうかがいします。【静岡・T社】

A

産業医らへ相談促す 企業外にいる専門家活用を

 人は職場、家庭等で大なり小なり悩みを抱えているものです。人間同士が接触する以上、いろいろな課題が生まれ、特に職場では、監督者と部下、同僚同士のあつれき等、どれをとっても不安とストレスを生むことになります。したがって、従業員は、この関係を常態と思い、個人が持っている能力を働かせて、良好な方向に行くように、努力することになります。

 これらのあつれきを解消するために、次の方法を取ることをお勧めします。…

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2025.03.14 【衛生管理】

開業医とどう連携するか メンタルヘルスは専門外

キーワード:
  • メンタルヘルス
  • 産業医
Q

 長年お付き合いしていた産業医の先生が高齢もあってお辞めになることになり、近隣の開業医に頼んで来てもらったのですが、「メンタルはよく分からんから」とおっしゃって、メンタルヘルスの対応をしていただけないケースが出てきていて大変困っています。何か手立てはあるでしょうか。【福井・K社】

A

マニュアル類を情報提供 主治医とのやり取り依頼

 もともと精神科医や心療内科医ではない医師が、産業医としてのメンタル対応には消極的になるケースは現実には多いと考えられます。また、お尋ねのケースとは違いますが、独自の考え方でメンタル対応を進めるために、会社の人事当局が振り回されてしまうといったケースもあるようです。

 産業医の先生にメンタル対応をお願いする場合というのは、長時間労働面談やストレスチェックの対応などに加え、メンタル休職からの復職支援等がよくあるケースですが、こうした対応には厚労省が示すマニュアル(下記参照)があり、…

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2025.02.17 【衛生管理】

情報提供は受けられるか EAPへ相談を委託

キーワード:
  • メンタルヘルス
Q

 当社では、外部のEAPに、相談内容を明かさない条件でメンタル相談に応じてもらうサービスを頼んでいるのですが、休職の後退職した従業員が、休職の1年前からEAPのカウンセラーに相談していたことが分かりました。そのときに会社に言ってくれていれば手が打てたかも知れず、EAPとの契約関係を見直す必要があるか検討しています。一方で、「会社に伝わらないからこそいろいろ話せる」という声があるようです。どのようにすればいいのでしょうか。【岐阜・J社】

A

産業保健スタッフが連携 本人同意得るよう努める

 会社とEAPとの契約の形態が、相談の内容を伝えない(「報告は件数のみ」など)という場合、会社が情報を得るのは難しいでしょう。

 ただその場合も、EAPと契約する際、「カウンセラーが相談内容について会社に伝えることが適切と判断する場合、本人の同意を取る努力をする、同意が得られれば伝えることとする」という取り決めにしておくことが考えられます。ご本人との話の最初に「内容は会社には伝えない」ということになっていても、本人の同意があればもちろん伝達は可能となります。

 どうしても本人が同意しない場合は、どのように考えるべきでしょうか。…

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2025.01.15 【衛生管理】

「におい」の苦情どう対応 香害なのかは不明で

キーワード:
  • ハラスメント
Q

 社員から、同室で勤務する別の社員のにおいがきつくて困るという苦情を受けました。香水なのか、柔軟剤なのか分からないが、自分が受け付けられないにおいで、頭が痛くなると言います。会社として何をすればいいのでしょうか。【山梨・T社】

A

衛生委員会で審議検討 身だしなみ基準も確認

 社員間の「匂い」に関する問題(スメルハラスメント)は、近年注目されている課題です。においが原因で職場環境が不快になると、生産性や人間関係に影響する可能性があるため、ナイーブな問題ではありますが、放置することのコストは小さくありません。

 まず、社員からの申し出内容を丁寧に聞き取り、どういったときのどのような匂いで、どの程度影響があるのかなど、問題を把握することが重要です。ほかの社員からの聞き取りも重要な場合が多いですが、プライバシーに配慮した慎重な対応が勧められます。

 スメハラの元となっている本人に直接指摘をするのは、…

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2024.11.15 【衛生管理】

通院日以外は勤務可能? 抗がん剤の治療続ける

キーワード:
Q

 肝臓がんを発症し、手術をした社員が、退院後に普通に出社したいと言ってきました。抗がん剤治療は続くのですが、外来で対応できるから治療日以外は勤務できると言います。普通にやらせてもいいか判断に困っているのですが、どうしたらよいでしょうか。【香川・U社】

A

主治医と情報やり取りを ガイドラインで様式示す

 がんを始め、さまざまな疾病を持ちながら、就業を継続したいという労働者は多く、また医療の進歩でそれができるようになってきています。

 ダイバーシティ・インクルージョンの推進といった観点から、企業としてもそうした労働者を就労させられるよう努めることが求められており、「治療と仕事の両立支援」と呼ばれます。

 がんの治療を受けながらの就労ですが、がんの性質や状況、抗がん剤治療における副作用の出方など、病態に個人差が大きく、またどのような仕事をしているかによっても可否が異なります。個別の症状を踏まえた判断、配慮が必要となると考えられます。

 典型的な手順としては、…

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