『ストレス』の労働実務相談Q&A

2024.02.13 【労働安全衛生法】

申出なくても面接指導? 長時間労働や高ストレス

キーワード:
  • ストレス
  • 長時間労働
  • 面接指導
Q

 長時間労働者に対する面接指導について、本人からの申出がなくても実施すべきなのでしょうか。できれば、一定の長時間労働者や高ストレス者には医師による面接指導を受けることを促したいところですが、法的にはどのような位置付けなのでしょうか。【兵庫・C社】

A

80時間超は実施に努める 過労死防止する目的で

 安衛法に基づき、医師は、一定の条件を満たす長時間労働者または高ストレス者に対して面接指導を実施し、その結果を報告書にまとめ、面接指導の場において対象労働者に指導を行うだけでなく、事業者が対応措置を適切に講じることができるよう、意見を述べることとなっています。

 この医師による面接指導について安衛法には、以下の2つの面接指導が定められています。これらの面接指導は、…

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2023.01.14 【衛生管理】

産業医から「増員勧告」? 従業員に高ストレス者

キーワード:
  • ストレス
  • ストレスチェック
  • 産業医
Q

 ストレスチェックで高ストレスとなった従業員が、産業医の面談を受けました。産業医から会社に対して、「仕事による負担度が非常に高いと考えられるので、その部署での増員をすべき」という話がありました。会社としては、これを勧告等(安衛則14条の3)と捉えるべきなのでしょうか。また、どこまで対応したらよいでしょうか。【石川・M社】

A

事業者の意見反映が必要 指導や助言という解釈も

 労働安全衛生法は13条5項で、「産業医は、労働者の健康を確保するため必要があると認めるときは、事業者に対し、労働者の健康管理等について必要な勧告をすることができる」と定めています。

 「勧告」ですので、従わなければならないわけではありませんが、法は同項で「この場合において、事業者は、当該勧告を尊重しなければならない」と定め、勧告を踏まえた措置を行わない場合には…

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2021.09.02 【衛生管理】

ストレス軽減どうする? 職場同僚が不調の様子

キーワード:
  • ストレス
  • メンタルヘルス
Q

 同僚が最近、仕事上のストレスの影響か元気がないようです。どういった対応やどのようなアドバイスをしたらよいでしょうか。【愛知・K子】

A

上司の気付きが重要に 早期ケアで重症化防ぐ

 厚生労働省の第13次労働災害防止計画のメンタルヘルス対策では目標達成のために次の4つのケアに取り組むこととしています。

「セルフケア」

 私たちが自分自身で行うことのできるケア。働く人が自らのストレスに気付き、予防対処し、事業者はそれを支援すること。

「ラインによるケア」

 管理監督者が行うケア。職場環境の把握と…

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2020.08.27 【労災保険法】

雇止めが迫り心理的負荷!?

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
  • ストレス
  • 雇止め
Q

 当社では、パート・有期雇用労働者の契約期間の上限を5年と設定しています。雇止めの期限が迫ってきた従業員が、それを理由に精神の不調を訴えて休業等したとき、労災と認められる余地はあるのでしょうか。

A

 心理的負荷による精神障害の認定基準(平23・12・26基発1226第1号、令2・8・21基発0821第4号改正)では、具体的出来事として、「非正規社員である自分の契約満了が迫った」という項目があります。心理的負荷の強度は「弱」です。その解説では、…

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