『感電』の労働実務相談Q&A

NEW2024.11.01 【安全管理】

古い機械で火災が発生!? 通電したときの心配あり

キーワード:
  • 感電
Q

 施設内に古くから稼働している機器があります。電気安全の面から注意すべき点を教えてください。新しい機器に入れ替えた際にはどのような点に留意が必要でしょうか。【栃木・E社】

A

ホコリを定期的に掃除 漏電やノイズも留意を

 電気的に起こり得る火災、感電、誤動作について、それぞれ下記に留意が必要です。

【電気火災】

 設備機器の電源を、たこ足配線とならないようにしましょう。電源を取るコンセントに多くの電流が集中すると、予想外の火災につながることがあります。

 設備機器の電源接続部を確認しましょう。壁コンセントと電源プラグとの間にたまったホコリから火災につながる“トラッキング現象”が、電気火災の原因として注意されています。トラッキング現象とは、…

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2022.11.30 【安全管理】

感電防止で優先順位は? 保護具着用して高圧作業

キーワード:
  • 感電
Q

 高圧充電部近接作業の電気工事で保護具を着けて作業しようとしています。法的には認められているのでしょうか。【高知・S社】

A

「停電」が本質的安全 作業指揮者を配置必要

 重要な負荷(365日運用の通信設備など)への供給がある電路では、感電災害を防止する目的で停電させて工事を進めることが難しく、労働安全衛生規則342条(高圧活線近接作業)では、高圧活線近接作業に条件を付け、認めています。感電防止用の保護具の装着(電気安全帽、電気用ゴム手袋、電気用ゴム長靴)です。

 しかし、労働安全、労働衛生におけるリスク低減措置検討の優先順位は下記のとおりであり、(1)から(3)までを実施しても、取り除けない危険性がある場合に、(4)個人用保護具の使用になります。…

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2022.11.01 【安全管理】

感電防止ルール知りたい ブレーカー誤って切らず

キーワード:
  • 労災
  • 感電
Q

 電気工事で停電させるブレーカーを間違えて切らず、感電した従業員がいます。基本的な決まりを教えてください。【静岡・I社】

A

検電器で停電確認する 接地を取り付けて放電

1 停電工事における安全上の取決め

 通常、荷電されている(活線の)電線路を停止して、線路の改修、コンセントの取付けなどを実施する場合には、停止したブレーカーに通電禁止の表示を取り付け、工事のために停止していることを周知し、電源盤のあるEPS(電気パイプスペース)を施錠する必要があります。これは、作業中に誤ってブレーカーを投入されることにより送電され、作業者が感電することを防止するためです。

 労働安全衛生規則でも、…

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