『難聴』の労働実務相談Q&A

2020.09.01 【衛生管理】

騒音性の難聴を防ぎたい 「加齢」影響あるか心配

キーワード:
  • 難聴
  • 騒音
Q

 騒音を発生する職場で、耳栓をつけて働いています。騒音性の難聴と加齢による難聴について教えてください。【千葉・U社】

A

初期症状に気づかず進行 糖尿病は悪化要因

 外部からの音は空気の振動として内耳の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる部位に伝わります。蝸牛の中には有毛細胞と呼ばれる神経細胞があり物理的な振動情報が電気信号へと変換され、脳へと情報伝達されます。そして、最終的に音として認識されます。

騒音性難聴

 騒音性難聴は長時間にわたって大きすぎる騒音にさらされ続け、有毛細胞が障害されることで発症します。85db(デシベル)以上の騒音に8時間さらされ続ける状態が5~15年ほどあると、発症リスクが高まるといわれています。しかし、…

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2011.08.01 【衛生管理】

騒音で有所見者が多数! 難聴防ぐ方法教えて

キーワード:
  • 難聴
  • 騒音
Q

 当工場は、コンクリート製品製造工程で、高速で回転する型枠の中に砂やセメントを投入し、下水用品を作っています。そのときに発生する騒音が大きく、作業員の聴力が落ち、健康診断の結果、多くの有所見者が出ています。難聴を防ぐ方法をお教えください。【青森・T社】

A

交替制により作業を短く 合成樹脂の耳栓は効果的

 物と物が接触すると騒音が発生し、とくに金属の場合はその音が高くなります。その騒音発生場所に作業員が働いていれば、働く時間が長ければ長いほど、難聴の度合いは高くなり、また、騒音の大きさが大きいほど、難聴になる確率が高くなります。ですから、難聴にならないためには、騒音職場で働く時間を短くし、騒音の大きさを小さくすることが大切です。

 型枠が回転する場合の騒音対策を考えてみました。…

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