電子申請でどう変わる? 死傷病報告など義務化へ
- 電子申請
- Q
-
労基署への書類の提出について、労働者死傷病報告等の報告書類は、指定された様式により書面で提出していて電子申請も可能な制度だと思います。しかしながら、来年(令和7年)1月1日から死傷病報告等一部の報告については、電子申請が義務化されることとなったと聞きます。その背景および今後の対応について教えて下さい。【和歌山・G社】
- A
-
8つについて様式が変更 略図は写真の添付も可能
「じん肺法施行規則等の一部を改正する省令の公布について」(令6・3・28基発0328第15号)によると、次のような背景の下に改正がされました。
まず、書面による報告が依然として多く、統計の集計、行政事務の効率化を図るためには、デジタル技術を活用した一層の電子申請の推進が求められていることを挙げています。また、「規制改革実施計画」(令和3年6月18日閣議決定)において、手続件数の多い事業についてオンライン利用率を引き上げる取組みを行うこととされており、安衛法の規定に基づく労基署への報告のうち、年間手続件数が10万件以上のものについて、令和8年度末までにオンライン利用率を20%まで引き上げることとされているともしています。
このため、報告数の多い労働者死傷病報告等の8つの報告について、原則、…
回答の続きはこちら