月119時間残業させ送検 実習生に割増賃金払わず 鳴門労基署
2017.02.20
【労働新聞 ニュース】
徳島・鳴門労働基準監督署(河口文宏署長)は、中国人技能実習生に違法な時間外労働をさせたとして、繊維製品製造業者と同社代表取締役を労働基準法第32条(労働時間)違反などの疑いで徳島地検に書類送検した。所定の割増賃金も支払っていなかった。
同社は、平成27年6~7月の1カ月間、縫製作業に従事する実習生1人に対し、36協定で定める1日3時間、月45時間の延長限度を超える違法な時間外労働をさせていた。立件期間における時間外労働は月119時間に上り、総労働時間は月279時間に及んだ。…
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平成29年2月20日第3101号3面 掲載