【フォーカス】東京反訳/業務委託契約進める 集合研修開きスキル向上

2017.02.22 【労働新聞 フォーカス・企業事例】
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 最もレベルの高いAやBグループの人に、大きな額などの案件を依頼することが多い。報酬は、ほかの案件よりもやや高い。このクラスには、年収が250万円を超える人も(写真)。

 創業時から、吉田社長は正社員と同様に、リライターの労働環境の整備に力を入れてきており、定着率は高い。10年以上、Aグループに籍を置き、仕事をする人は十数人になる。

 まず、着手したのは社内態勢の整備だった。「コーディネーター部」や「リライトスキル開発部」の社員などがリライターと主にメールを使い、意思疎通を図る。原稿などについての助言や指示、時間の管理をする。外部にやり取りなどが漏れないよう、相当な経費を使って独自のシステムを構築した。

 「リライトスキル開発部」の女性社員3人は、もともとは業務委託としてリライターをしていた。吉田社長がそのレベルの高さに感心し、正社員になることを勧めた。ベテランのリライターも、3人からの指示や助言は素直に受け入れるという。

 創業期から続けているのが、リライターの誕生日に、花屋さんなどを通じ、それぞれの自宅に花を届けることだ。日ごろの感謝の思いを表している。今はその数が数百人に上るが、1人につき、3000~5000円の経費を投じている。田中めぐみ常務取締役によると、とくに主婦に喜ばれるようだ。育児や介護で疲れ、孤独感を味わうこともあるので喜ぶ人が多いのだという。

平成29年2月20日第3101号15面 掲載
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