名簿上社員で社保なし? 技術力・責任から適正みる 国交省検討会 偽装一人親方を判断
2021.02.10
【安全スタッフ ニュース】
国土交通省の建設業の一人親方問題に関する検討会は、偽装一人親方と適正な一人親方の定義を盛り込んだ中間取りまとめ(素案)を明らかにした。偽装一人親方について、作業員名簿上は社員(雇用)としているが、社会保険を適用除外扱いとして、雇用契約を締結していない例、法定福利費などの労働関係諸経費の削減を意図して、雇用関係にあった労働者を個人事業主として請負契約を形式的に結ぶ例を示している。適正な一人親方では、請け負った仕事に対し自らの責任で完成させることができる技術力と責任感が判断のポイントとし、建設業許可の取得、実務経験年数が10年程度以上や多種の立場を経験といった項目を具体的なものとして挙げている。…
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2021年2月15日第2372号 掲載