五輪工事で発注者の安全衛生対策報告へ 厚労省協議会
2017.02.23
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、東京五輪関連工事の安全衛生協議会の幹事会を開いた。発注者などによる安全衛生の取組みやリスクアセスメントの実施促進などの状況を、年度上期・下期ごとに協議会事務局まで報告することとしている。同事務局は、各社の安全衛生対策のうち好事例を中心に取りまとめて発表する方針だ。
発注者などによる安全衛生の取組みには、発注者による安全衛生経費の適切な積算や、施工者間の請負契約における安全衛生経費の明確化、設計段階における施工時の作業性・安全性への配慮、発注者・設計者から施工者への的確な情報提供・指示、隣接工事の発注者による連絡調整の場の設置などとなっている。
また、対象工事の延べ労働時間数と度数率などを年度四半期ごとに協議会事務局まで報告するとした。五輪工事全体の度数率などを調べるという。
平成29年2月15日 第2276号] 掲載