労働災害多発警報を発令中 ヒヤリ報告で安全の先取り促す 福岡・北九州東労基署門司支署
2021.03.07
【安全スタッフ ニュース】
福岡・北九州東労働基準監督署門司支署では、労働災害増加を受けて「門司区労働災害多発警報」を発令し、管内事業場へ災害防止を呼び掛けている。昨年12月末までの労働災害は189件で、前年から41.0%増加。新型コロナの影響で業務が増えた分野の数字を差し引いても伸び幅は著しいという。昨年9月の警報発令以降、災害は減少に転じておらず、警報発令期間を今年3月末まで延長して警戒を強めている。門司支署はチェックリストによる事業場の取組み確認を促すとともに、2月にはヒヤリ・ハットと不安全行動の報告様式をHPに掲載。日々の作業のなかにある危なかった体験や気づきを報告し、そこから管理者が安全の先取りをする取組みを促している。労働者からの報告については、「おひたし(怒らない・否定しない・助ける・指示する)で対応してほしい」とした。
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