大手に派遣し専門人材育成 広島県
2021.03.12
【労働新聞 ニュース】
広島県は「イノベーション人材など育成事業補助金」を活用した企業の事例集を作成した。同県内に本社を置く中小・中堅企業が人材育成を目的に、大学や大手企業などへ社員を派遣する際の費用を補助するもので、今年2月までに22社、約120人が利用している。
工業原料製造業のヤスハラケミカル㈱(同県府中市)では、大手プラントメーカーの日揮㈱(神奈川県横浜市)に社員1人を1年間派遣した。実地指導を受けて専門人材を育成することにより、自社設計のプラントを建設するなどの技術力向上につなげている。
令和3年3月15日第3297号4面 掲載