三菱地所が働き方改革委 勤務場所と時間を自由に
2017.03.08
【労働新聞 ニュース】
三菱地所㈱(東京都千代田区、杉山博孝社長、737人)は、働く場所と時間を社員が自由に選択できる労働環境整備に向け、4月1日に社長直轄の「働き方改革推進委員会」を設置する。長時間労働の是正に留まらず、生産性向上、新たな価値創造をめざす。
同社では、個々の社員のコンディションや目的に合わせて働けるよう、場所と時間の選択肢を拡大する考えである。
執務スペースは、業務内容に応じて柔軟に選択できるフリーアドレス制を導入。社員に固定した席を割り当てず、仕事の状況に応じて空いている席を自由に使えるようにする。
共用スペースでは、考えごとに没頭したり、知識のインプット、社外との協業など、シーン別空間を整備して自由に選択可能とする。
自宅、サテライトオフィス、カフェなどでも勤務可能とするため、テレワーク勤務も採用するとした。既に2月からトライアル実施しており、年内の本格導入を目標に掲げている。時間単位有給休暇制度も導入する。
平成29年3月6日第3103号1面 掲載