建設業 安全だけでなく労働時間も確認 岩手労働局
2017.03.09
【労働新聞 ニュース】
岩手労働局(久古谷敏行局長)は、平成28年12月に実施した建設業に対する一斉監督結果を公表した。安全だけでなく労働時間も併せて調査している。東日本大震災の復旧・復興工事で依然として過重労働に関する相談が多い。
同労働局管内の123現場に対し監督指導し、69現場(56.1%)で何らかの労働安全衛生法違反がみつかった。「元請事業者の講ずべき措置等」の違反が57現場(46.3%)で最多だった。また、労働基準法に違反していなかったものの、4現場で80時間を超える時間外労働がみられた。
この結果、同県建設業協会に対し、過重労働による健康障害防止を求める要請書を手交した。
平成29年3月6日第3103号5面 掲載