ETCの明細表偽造 貨物運送業者を送検 大垣労基署
2021.03.22
【労働新聞 ニュース】
岐阜・大垣労働基準監督署(高橋智署長)は、報告命令に対して偽造したETC利用履歴明細表などを提出したとして、一般貨物自動車運送業者と同社中部営業所の所長を労働基準法第104条(報告等)違反の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。同労基署は事前に同社へ是正指導を行い、運送作業日報などの提出を受けていたが、一方で同社の労働者から「提出物は所長から書き換えるよう指示を受けたものである」との通報があったため、改めて労基署長による報告命令処分を下していた。違法な長時間労働の実態を隠すため虚偽の報告を繰り返したものとみられる。
同社は令和2年10月9日、ETC利用履歴などを求める報告命令処分に対し、…
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令和3年3月22日第3298号4面 掲載