【特集2】隠れ生活習慣病に質問付き運動講座 18年度から健康増進図る 参加者の7割が健診で改善/ベネッセグループ

2021.03.29 【安全スタッフ 特集】
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 ベネッセグループは、糖代謝が高い、運動習慣がないといった〝隠れ生活習慣病〟の従業員が、コロナ禍でのテレワークの影響で運動不足などが深刻化していることから、チャット機能を用いた質問タイムを組み込んだ運動セミナーを展開した。外部講師の指導の下、毎日設定されたテーマに即した種目別運動(5分間のエクササイズ)を各人の画面をつないで一斉に行うもの。健康増進の取組み自体は、2018年度の「健康チャレンジキャンペーン」から本格的に開始。ダイエットやウォーキングなど、いくつかコースを設定してグループ参加する仕組みで、参加者の7割に健康診断結果の数値に改善がみられたという。現在は、従業員の身体と心の健康だけでなく、家族の健康も含めた包括的な取組みへとシフト。介護リテラシー向上を目的とした各種支援に着手している。

コロナ禍で健康悪化増える

 ベネッセグループは、通信教育をはじめとする教育、育児、生活、語学・グローバル人材教育、シニア・介護の領域でさまざまな商品やサービスを展開している。持株会社の㈱ベネッセホールディングス(岡山県岡山市)がグループを統括し、従業員はグループ全体で2万673人(2020年3月31日現在)に上る。

 健康経営の取組みを本格化させたのは2018年度。「Benesse=よく生きる」の企業理念に基づき、「社員および社員の家族の健康は会社の重要な資本であり、その健康管理は重要な経営課題である」という認識の下、トップコミットメントによる「ベネッセグループ健康宣言」を制定した()。人事部門を中心とした健康経営プロジェクトチームが、経営幹部に活動報告を行い、PDCAを回しながらの社内活動に努めている。…

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2021年4月1日第2375号 掲載
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