在籍型出向 事例発表含む説明会を開催 中部運輸局
2021.05.18
【労働新聞 ニュース】
国土交通省・中部運輸局(嘉村徹也局長)は、人材確保が困難な運輸・観光業界において在籍出向制度の活用を推進するため、マッチング支援説明会を開催した。
嘉村局長は開会挨拶として、「出向だけでなく転職も含め、運輸・観光業界にとっての適正な人員配分をめざしたい」と話した(写真)。運輸業が人手不足に陥っている原因として、免許制度、勤務地、雇用期間、待遇への問題があると指摘。人員を受け入れる際には、社内環境の整備などで工夫が必要としている。
中部での在籍出向マッチング成功事例の1つとして、愛知県内でタクシー事業を中心に展開している鯱第一交通㈱も登壇した。航空関連事業2社から乗務員6人、事務員1人の計7人を受け入れた事例について、詳細を発表している。
令和3年5月24日第3305号4面 掲載