受検者の「5~9%」最多 高ストレス者選定の割合 中災防・ストレスチェックで実態調査
2017.03.04
【安全スタッフ ニュース】
中央労働災害防止協会は、ストレスチェック実施企業に対するアンケート調査の結果を発表した。高ストレス者の扱いについて受験者の何%に選定したのか聞いたところ、「5~9%」が30%と最も多いことが分かった。厚生労働省のマニュアルでは、高ストレス者の選定基準が集団の上位10%となっているため、「だいたい予想通りの数値になった」との見方を示した。一方で、未回答が35%に上ったことに関しては、「最初から設定していなかったのではないか」と述べ、手探り段階で結論が出ていない可能性があるとした。今後の課題に関しては、データに基づいた職場改善の具体的な方法や、高ストレス者への対応などが挙がっており、相談機能の充実や大規模調査の実施を検討中だ。…
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平成29年3月1日第2277号 掲載