インジウムスズ酸化物 粉じんの抑制求める 低濃度でも「発がん」確認 厚労省
2011.02.01
【安全スタッフ ニュース】
健康障害防止へ技術指針を策定
厚生労働省はパソコンや携帯電話の液晶ディスプレイなどの製造過程で使用される「インジウム・スズ酸化物(略称:ITO)」などについて、健康障害防止のための技術指針を策定した。低濃度の吸入でラットに発がんなどが確認できたことから警戒を強めており、手作業の機械化や発散源をカバーで覆うなど粉じんへのばく露を防ぐための設備改善を行い、管理濃度を0.01mg/m3以下にするなど対策を定めている。また、労働者に対する呼吸用保護具や特殊健康診断の実施も求められるとした。今後厚労省では政省令による規制化を視野に検討を進めていく考えだ。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
平成23年2月1日第2131号 掲載