【特集1】「正しい5S」で風土改革 感動レベルの安全安心職場へ/アサヒビール西宮工場

2011.02.01 【安全スタッフ 特集】
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 整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つからなる5S活動。オフィスや工場内をきれいに保つといった意味にとどまらず、その奥は深い。今回特集では、「正しい5S」として感動レベルの職場形成を目指した活動を展開し、労働災害防止、さらには従業員の意識変化といった企業の風土改革にもつなげているアサヒビール㈱西宮工場の活動を、常務執行役員の竹本秀明統括工場長に紹介してもらう。

図1 情報入手の際に活用する資料

労災半減の背景に5S活動が

 私は、これまで数多くの事故を見てきました。そして経験的に分かっていることは次の2つです。1つ目は、安全と品質は属人的であるということです。ある場所で事故を起こした人は、また別の場所でも事故を起こします。その人の行動パターンが事故を起こすようになっているからです。でも事故を起こすわけにはいきません。

 この属人的を脱するためには、人が変わってもやり方が変わらないように日常の業務をシステム化することが必要です。安全管理をシステム化するのが労働安全衛生マネージメントシステム(OSHMS)であり、品質保証をシステム化するのが国際標準化機構の品質マネージメントシステム(ISO9001)です。

 2つ目は、過去に大きな事故が起きた現場は例外なく汚かったということです。すなわち、人の目が行き届いていなかったということです。この汚さを脱するのが、初めて聞く言葉だと思いますが、正しい5S活動なのです。

 アサヒビールには全国で9つのビール工場があり、…

執筆:アサヒビール西宮工場 常務執行役員 統括工場長 竹本 秀明

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平成23年2月1日第2131号 掲載
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